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黄金時代 Keukenhof 2016 [植物]

動かないものを

生き生きと見えるように

より美しく。

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およそ1年前2016年4月下旬にさしかかった頃に行ったKeukenhof キューケンホフでのお話。

2016年のテーマは、The Golden Age 黄金時代だった。
 だいたい17世紀ごろのことで、帆船で海を渡り、日本と関わりを持ったのもこの頃。
 東インド会社の貿易のほか、画家レンブラントフェルメールも活躍した時代。

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そのテーマのもとにフラワーショウが開催されていたのは、
Oranje Nassau オラニエ・ナッサウのパビリオン(展示館)

静物画を意識したようなディスプレイ。

行った時期はちょうど水仙と特別な球根植物の展示だった。

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フラワーアレンジメントデモンストレーションに使われる花材のコーナー。

色別に並んだグラデーションが美しい。

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アレンジの見本もオシャレ。

中央のイガイガっぽいのに紫の小花が咲いてるのは、Scilla peruviana シラー・ペルヴィアナ。 
クサスギカズラ科 ツルボ属。  日本ではオオツルボ(大蔓穂)。
これも球根植物

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いつも撮ってるポットの積み上げられた花器

カランコエ、バラ、ガーベラ、カラー、アマリリスの球根、多肉植物のセネシオ、
チューリップ、水仙の球根らしきものなどなど。

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紫色のふんわり丸っぽいのは、ヒガンバナ科 ネギ属アリウムの一種かな。

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こんもりと半球にまとまった、この淡い紫黄緑の色合いがたまらない。

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壁には、"Het melkmeisje"「牛乳を注ぐ女」。 本物はアムステルダム国立ミュージアムにある。

オランダの画家 Johannes Vermeer ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の作品に合わせて、
花、家具や小物などをディスプレイ。

椅子に座って記念撮影もできる。

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あふれんばかりの水仙に囲まれた鏡。

角度を変えて・・・

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・・・そのに、先ほどの「牛乳を注ぐ女」を映してみた。

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背景は、"Stilleven met vruchten en bloemen"「 果物と花のある静物画」1620,1621

絵の右端の花瓶には、チューリップも活けられてる。

オランダの画家、
Balthasar van der Ast バルタザール・ファン・デル・アスト(1593か1594〜1657)の作品。
本物はアムステルダム国立ミュージアムにあるよう。

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襞襟(ひだえり)の肖像画とともに。 天井の飾りも襞襟風でお揃い。

このおじさまの名は、Andries Bicker アンドリース・ビッカー
商人で東インド会社の支配権も持ってた人らしい。

描いたのはオランダの画家で、
Bartholomeus van der Helst バルトロメウス・ファン・デル・ヘルスト(1613〜1670)の作品。
本物は、これまたアムステルダム国立ミュージアム所蔵。

この画家の集団肖像画に好きなのがある。 
足元がとっても魅力的な絵。←クリックでその絵のある記事へ。

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黄色い水仙でも、花の大きさも大小、何種類もあって。

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水仙スプリング・スノーフレークとともに、ジュネバーの陶器瓶、ポンプ、時計なども小洒落た雰囲気。

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前記事で紹介したムスカリも、こんな風にまとめられた一画があった。 

形の異なる引き出しに入ってるのも面白い。

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デルフト焼らしきTulpenvaas トゥルペンファース。 

ちょうど黄金時代17世紀頃から登場した、切り花のチューリップを飾る専用の花器
当時は、Bloempiramides ブルームピラミデス・・・花ピラミッドと呼ばれていたよう。

これを作り出したのもオランダ人
花を飾る発想の面白さ、センスは、昔からなんだな・・・と思う^^。



ちなみに背景の肖像画は、オランダの画家、
Rembrandt van Rijn レンブラント・ファン・ライン(1606〜1669)の作品。

"Portret van een vrouw, mogelijk Maria Trip" 「マリア・トリップらしき女性の肖像」
首元や手首の真珠の輝き、繊細なレースの質感が見事な一枚。
これもまた本物はアムステルダム国立ミュージアム所蔵なのだった。



私の好みとしては、どちらかといえば肖像画よりも静物画

果物、チーズ、ナッツ、パイ、シーフード・・・と
美味しそうなものがたくさんあるしね^^。

タグ:植物 Keukenhof
nice!(51)  コメント(17) 
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コメント 17

圓

テーマに添って ショウが有るんですね~
確かに 動きがあるように生き生き見えますね
by 圓 (2017-03-21 21:19) 

kinaco

紫と黄緑の配色って上品なおばあちゃんのイメージ。
こんな色着こなせたら素敵だね♪

by kinaco (2017-03-21 22:31) 

(。・_・。)2k

inatimyさん 人撮らないですが
写真の人形のように
女の人って大きい人が多い国なんですか?

by (。・_・。)2k (2017-03-21 23:05) 

engrid

大胆で、色彩豊かで、動きがあるのね
テーマに沿って、でもすごく自由な感じがするの
楽しんでるって、、

by engrid (2017-03-22 00:32) 

めぎ

最後の写真のデルフト焼き、花が一本ずつささってて面白いですね~
昔の肖像画って、今の証明写真みたいでつまらないですよね。
部屋や物と一緒に人が書かれていると、そこに物語があって面白いですけどね~

by めぎ (2017-03-22 02:16) 

mitu

鏡に映った「牛乳を注ぐ女」
花に水を注いでいるみたいに見えますね
ムスカリの、アレンジが好いですねぇ
by mitu (2017-03-22 02:30) 

moz

黄金時代、もしかして? と思ったら、
やっぱり「牛乳を注ぐ女」もなんですね。フェルメールしばらく来ていないのでそろそろ日本に来てほしいなぁ~と思っています。
こういうテーマでのフラワーショーってやっぱりやっぱりオランダらしいですね。笑
日本でやったら、絶対に行きます b^^
by moz (2017-03-22 05:34) 

よしころん

最後、チューリップの花火みたい^^
by よしころん (2017-03-22 08:05) 

oko

面白い飾りかたですね〜
楽しいですっっ♪
by oko (2017-03-22 10:46) 

ナツパパ

こういう風なディスプレイは素敵ですねえ。
花々も生き生きと見えます。
みなさん、こういったディスプレイを参考になさるのかな。
by ナツパパ (2017-03-22 11:34) 

ぴーすけ君

ディスプレーがやっぱり異国を感じさせるわ。
日本のデパート内もだんだんそうなってきましたよ。
by ぴーすけ君 (2017-03-22 13:40) 

ami

壁画とお花のコラボがとても素的です.
チューリップタワーの飾り付けにはナイス連打したいくらいです。
オランダも美しいお花の季節になりましたね。
by ami (2017-03-22 14:39) 

luces

チューリップの花器が面白いです
フェルメールの絵も上手い演出ですね。
by luces (2017-03-23 12:27) 

テリー

牛乳を注ぐ女のディスプレー、一枚目が、ぴったりあいますね。
by テリー (2017-03-23 18:35) 

miffy

いつも思うのですけどディスプレイ斬新ですよね。
お花の事を熟知しているからこそできるのでしょうね。
整然と揃った水仙やムスカリも良いけどチューリップの花器が一番気になりました。
by miffy (2017-03-23 23:34) 

みち

絵画とお花のディスプレイのコラボって面白いです^^
今回のお花達はどれも色鮮やかですね。
by みち (2017-03-24 01:00) 

Inatimy

→皆さま「黄金時代 Keukenhof 2016」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。江戸時代に日本までやってきて、鎖国中でも交流があった国、オランダ。それも黄金時代での出来事^^。

→圓さま
花のショウは6日間ほどで模様替え。バラ、ガーベラ、カーネーション、アルストロメリアなど機関によって様々な花でテーマに沿って展示されます^^。いく時期によって変わるのも楽しく。

→kinacoさま
紫と黄緑の色合わせ、いいですよね^^。私はおばあちゃんになったら、ラベンダー色をうまく着こなせるようになりたいなぁ、と思ってます♪

→ (。・_・。)2kさま
見ず知らずの方にカメラ向けるの、どうも苦手で^^;。オランダ人、背が高いですよ〜、男女ともに。商品棚、私には届かないものが多いし。ふふ、牛乳を注ぐ女の壁の絵のように大きいと言っても過言ではないかも^^。

→engridさま
オランダ人の色彩感覚ってハッとするものが多いです。合わないと思ってた色同士が実はいい感じだったりも^^。花のある暮らしが当たり前なんだなって実感。

→めぎさま
一本ずつチューリップを差す花瓶ってなんて贅沢なんでしょうね〜^^。昔の肖像画、パッと見はつまらなそうなんですが、私が面白いと思うポイントは、装飾品。指輪、首飾りなどの他に、レースなどの服の装飾も。他にもその人の職業がわかるものを持ってたり、意外にも美しい手だったり^^。それでも、食べ物の方が私好みだけど♪

→mituさま
花の水やり、大変だろうなぁ・・・これだけたくさんあると^^。ムスカリもこれだけ種類と量があれば、立派なインテリアになりますよね〜♪

→mozさま
フェルメール、人気ありますよね〜^^。作品数がかなり少ないから、なかなか見る機会も限られますよね。ここ数年はオランダをテーマにしたものが多いです。かなりたくさんの観光客が各国から集まってくるので、オランダを知ってもらういいチャンスですものね♪


→よしころんさま
こういう飾り方って、思いもつかないですよね〜^^。差し込むだけでさまになる花瓶、私向きかも♪

→okoさま
日本の活け花からは想像もつかない花瓶ですよね^^。簡単に花が綺麗に飾れる反面、この陶器の形を作るのが大変そうだけど。すごい手間かかってるかも〜。

→ナツパパさま
お花屋さんに行っても、店先に並んでるの、おしゃれなのが多いですよ〜。木箱、バケツ、カゴ、ガラスの器、と、見事な寄せ植えだったり。見てると欲しくなってきます^^;。

→ぴーすけ君さま
パッと注目を集める、インパクトのあるディスプレイですよね^^。花の使い方が豪快で、惜しみなくたっぷりだし♪ 日本のデパートかぁ・・・また行きたいなぁ。

→amiさま
チューリップの国ならではの飾り方ですよね。花の美しさをどう見せるか^^。と同時に焼き物も美しく見せて。春分が過ぎ、春になり、オランダも花がいっぱいです♪

→lucesさま
オランダの黄金時代を代表するような絵画たち。デルフト焼き。それと花とのコラボ、見事でした^^。

→テリーさま
牛乳を注ぐ女のスカートと同じ色の花瓶を持ってきたり、上着と同じ色調の黄色い水仙を置いたり、色の配置のバランスも良く^^。

→miffyさま
ダイナミックなディスプレイですよね、見事なまでに注目を集める感じで^^。さすが、花の国、オランダ。花ピラミッドの花器、こういう発想、いいですよね〜。

→みちさま
オランダ絵画、いいものたくさん^^。黄金時代の頃、芸術の分野も盛況で。花と絵画、とってもいい組み合わせ方でした♪ 昨年は、ゴッホの絵だったし、さすがです。
by Inatimy (2017-03-29 06:57) 

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